車内という密室空間
カーナビ履歴
あなたが同乗している時以外にその車で何処へ行ったかは、カーナビ(カーナビゲーション:Automotive navigation system)の 履歴から知ることができます。 最近では自動車で遠方へ出掛ける場合、行き先までのナビゲーションを紙の地図ではなくカーナビに頼るので、機械に目的地の設定をします。 そしてカーナビの機能には、過去に目的地として探した位置とその日付、実際に通った道などが履歴情報として残されるというものもあります。 本来は次に同じ場所へ行くときに便利なようにとの意味で付いている機能なのですが、このデータは扱い方次第でその車の行動を丸裸にもします。 具体的には自分達が行こうともしてない観光地を検索した履歴が見つかったり、実際にそこまで車で走行した履歴が見つかったり、 行ったこともないホテル街への走行履歴が残っていたり、1人で行くはずもない遊園地へ行った痕跡や住宅街へ誰かを迎えに行ったようなルートが 証拠として見つかるのです。 これらは一定期間が経過すれば過去のものから消去されることもありますが、意図的に削除しなければしばらくはデータとして保存されています。
誰と行ったのか
カーナビの履歴を調査することでその車の過去の行動をある程度知ることが可能になるので、この機能は浮気調査にも使えます。 あなたとのお出掛けの際に行き先を調べる振りをしながらカーナビをいじり、たまたま目的地の履歴を見た感じを装って、 「こんな所へ行ったんだ、これいつ誰と行ったの?」と聞いてみるのです。 友人の名前を挙げて誤魔化すかもしれませんし、本当に浮気ではなくあなたも納得できる返答をしてくれるかもしれません。 ですが場所によってはそれだけで浮気確定級の証拠になることもあります。 出張で名古屋へ行っていたはずなのに、その前日に岐阜の温泉街までのルートを検索していて、 名古屋は素通りして岐阜県を走り回った走行履歴が見つかったら、どんな言い訳をしても見苦しいだけです。 あとは三重県の民宿やコンビニのその日付のレシートでも出てきたら完璧でしょう。
車内の会話を聞く
カーナビから怪しい履歴が見つかって問い詰めても、ただドライブしていただけ、その日は友人に車を貸していた、など 納得できないような言い訳をされることもあるでしょう。 ちょっと疑わしい程度の証拠では浮気を問い詰めても、相手もそう簡単に口を割るわけありません。 やっぱりあやしい、浮気疑惑有りだけどもう少し確実な証拠が欲しいというなら、ボイスレコーダーを車内に仕掛けて会話を録音する方法があります。 この日は浮気相手を車に乗せそうだという日に仕掛けて、どんな相手とどんな会話をしているかを聞くのです。 映像はなくても会話の内容でおよその関係はわかりますし、あなたへの説明とは違う異性を乗せていたというなら問題です。 ですがボイスレコーダーは車の中に直接仕掛ける物ですから、取り付け場所が悪いと相手に発見されてしまうという危険性もあります。